「来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー」を巡る冒険・外伝/御徒町編


《これまでのおはなし》
「ウルトラマンスタンプラリー」に参加し、全64駅のスタンプを無事獲得した一人の女。
 しかしよせばいいのに「西日暮里駅で見かけたダダのポスターのように、他の駅の案内ポスターにも何か面白コメントが記されていたりするのでは?」とオタク心を燃え上がらせてしまった。
 とは言え時刻は既に18時を過ぎている。とりあえず帰宅する途中の駅だけを確認しよう、と再び西日暮里から山手線に乗り込んだ、その行く手に待ち受けているものは何か?
(そんな話だったかな、と思われた向きには「〜序章」をご参照下さい)
《これまでのおはなし・終わり》


そのような訳で西日暮里駅から日暮里駅へ向かい、まずは改めて南口改札側の通路に設置されたポスターの写真を撮りました。
 写真では見え辛いですが

「ウルトラマンスタンプラリー開催中
 北改札口外で待ってるよ!」


と書いてあります。左側には旗を持ったゲスラさんの写真つき。
(クリックすると大きな写真が別画面で開きます。ゲスラさんLOVE)
「そう言えば最初来た時も、うっかりこちらに出ちゃったっけ。それでこのポスターを見て北口へ向かったんだったな……」とも思い出しました。
 今回も案内に従って北改札口へ向かい、改札口内で今日も旗を担いで健気にお仕事しているゲスラさんを眺めた後、にゃっぽり(日暮里駅のキャラクター。「〜序章」ご参照)ポスターの写真を撮ったり、にゃっぽりスタンプを発見して捺したり。 いいですね、日暮里。にゃっぽりがあしらわれた日暮里お散歩MAPも入手したので、今度は手芸や雑貨系の買物がてら立ち寄ろうと思います。

と綺麗にまとめたところで、日暮里を後にして上野へ。
 ポスターは普通でしたが「あ、NEW DAYSの立て看板とか写真撮ってなかった!」と気づいて不忍口側のNEW DAYSで「ゴールはここ」(←スタンプを完全制覇しなくても、10個集めるとオリジナルメンコが貰えるのでその受付場所のひとつになっている)の看板を撮ったりして、山手線で次の駅へ。

御徒町〜。
御徒町〜。

御徒町と言えばカラオケ店があったり、去年はマクラメ編みの教室に来たりした事もあり、山手線の中でも多少は馴染みのある駅なのですが、まだ迷わず歩ける程ではありません。
「はてどっちだったかな」と辺を見回しながら階段を下りていくと、早速ポスターが見えてきました。

「階段は気をつけて降りてください。
 北口改札 間もなく着きます!』


「あ、ここも普通のメッセージかな。でもこの手書きの優しいコメントがい嬉しいよね」と心を和ませながら足取りも軽く階段を降りていったところ、新たなポスターが出現したのです。
「ゼットンまでもう少し〜」

何だかいきなりフレンドリーに……というか、右下に何か萌えキャラがいるのですが……

(右下拡大図。ピンぼけしました……)

後で調べたところ、この萌えキャラは「ウルトラ怪獣擬人化計画」……要は公認の萌えキャラでした。 この後も、ガッツ星人・ペガッサ星人・キングジョーを各々の駅で見つけたので、他にもあるかもしれません。
ともあれ「この『普通のポスターにさりげなくネタが混ぜられている感じ……何か危険な匂いがするッ!」などと思いながら改札を出ます。
 御徒町駅のスタンプ台は北口。
 そこで、既に見慣れた赤枠がちらりと視界に入ったのです。
「あれ? こんなところにポスター?」と、スタンプ設置場所のすぐ横の柱をふと見やったその時。
 どこかで未知の世界の扉が開く音を聞いた気がしました。



「俺さまに倒された
   ウルトラマンは、その後
   どうなったんだろ〜!?」


……え?

これはクイズですか? 疑問ですか? 回想ですか?

まあ確かにここまで来ればスタンプ台は嫌でも目に入るので、案内の意味はなくても問題ないですが。
しかしそれならば何故、柱の両面にポスターが貼ってあるのでしょう?
と見てみると。

 「ウルトラマンを倒し
  たのは俺だけだ!」
 「全スタンプは
   3分では
 ゲットできないぞ」
 「俺は3分でスタンプ
ラリーを回れるぞ!」
 「なつかし〜
 昔を 思い出す!」

柱の側面や工事中の壁面に貼られたポスターが、ことごとくゼットンからのメッセージに!
一体これはどうなっているのか、と柱の反対側やみどりの窓口側まで回ってポスターを見てみます。

「バリアーと瞬間移動
 スペシューム光線を 
 吸収し跳ね返すぞ!」
「アラシ隊員の無重力弾で
   倒されてしまった!
  残念! ピポポポポ〜!」

この他にも「目は無いが、角がレーダーだ」とか(柱の前に別のキャンペーンのぼりが置かれていたので写真が撮れず無念でした)、ウルトラマン本編を見た事のない小さなお友達にもアピールはばっちりです。 スタンプラリーの思い出と共に、最強怪獣・ゼットンのプロフィールも強く記憶される事でしょう。

「ラリーには都区内
 パスがおすすめだ!」
「スタンプラリーは便利で
 おトクな「都区内パス」を
 指定券券売機で買ってね」

その上でこのような託宣があったからには、もう大人も子供も買わない訳には行きますまい都区内パス。
確かに便利でした。大人750円で都区内が1日乗り放題。ゼットン様の言う事に間違いはありません……と目眩を抑えながら、とりあえず改札外の写真は撮れる限り撮ったので、もうそろそろ次の駅に向かおうとパスを取り出して改札を通ります。
「いやー凄かったなあ、御徒町」と階段を上りかけてもう一度改札方向を振り返ったところ。
なんと改札の右手にあってさっきは目に入っていなかった(まっすぐ改札を目指していたので)ポスターがまた目に入りました。

「御徒町だ
 ゼットン!」
「スタンプ集めて
 賞品ゲットン」

何それふざけてるの。

……というか、御徒町の構内は階段があったりエスカレーターがあったりちょっと入り組んだ造りになっているんですが、もしかすると見落としていたこの階段の裏とかにも見てないポスターがあるという事ですか?
と、ハンターの目になって回り込んだところ。

「ピポポポポポポ」 「体重:3万トン」

もう笑っていいんだか泣いていいんだかわかりません。

とにかく構内のポスターは全てチェックし(他にも面白い文言はあったんですが、すみませんがこの辺もう割愛します)「よしもう全部撮った! 山手線に乗るぞ! もう19時過ぎてるし!」と殺伐とした目になってホームへ駆け上がります。
「東京駅はステーションコンシェルジェに行く時に確認して大丈夫だったからパスして、秋葉原から神田へまわろうか」と電車を待ちながら、ふと見やった反対側・上野方面行きのホーム。

そのホーム事務室の壁に、何か赤いポスターが貼ってあるじゃないですか……。

ええ。階段を再び駆け下り駆け上がって、向かいのホームへ撮りに行きましたとも。

「スタンプラリーで
 最強の敵を制圧せよ!』


で「……いや。ちょっと待ってよ」と嫌な予感に駆られておそるおそる振り返ったら、たった今自分が駆け下りてきた秋葉原方面のホーム側にも、果たせるかな気づいていなかったポスターが貼ってある訳ですよ。


  「最強 敵無
   御徒町に現る」


  見やった腕時計はもう19時20分。

 ぐずぐずしている時間はない、と解っていても流石に重くなる膝に「もう若くないんだな……」と思い知るのは大変悲しい事でした。 でもある意味もっと悲しむべきなのは、そんな若くない自分が足を踏み外しかけながらも階段を駆け下り駆け上がっている目的がゼットンのポスターであるという事のような気もしますが、そんな事を気にする位なら今ここには居ません(笑)

 ついでに「いやこうなると日暮里駅の例もある事だし、南口改札方向もチェックしておくか」と来た電車に乗らずにホームを横断した事も書いておきます。(もはや写真は略)

御徒町での最後の1枚。秋葉原方面ホームにて。

「エレベーターを降りて
 北口改札を出て正面にあります。」


普通ですね。

というか、普通でいいんですけどね。